【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第33章 月の返答
月『何か勘違いしてないか? 流河。確かに、僕は、キラ事件に興味を持ち、趣味で推理もしているが…。僕はキラじゃないから、キラに殺されるのは、御免だ。
それに、信用できない人間に協力して、キラに殺されるより、一人で趣味として考えていた方がいい。それに、流河だってキラじゃない証拠は何もないんだ。
つまり、僕と流河は、同じ立場でしかないんだよ。僕の身になって考えてみろよ。片方が取り調べまがいな事をするのは、おかしいだろ?
二人共、端から見たら、ただの学生じゃないか。いや、どちらかというと、流河の方がキラっぽいって言われるよ。どっちもキラじゃないなんて、証明はできない。
しかし、もし流河がL、もしくはLの代役だというのなら、その証明はできるはずだ。僕が信用できる者。例えば、捜査の一員や父に、流河がL。
少なくとも、捜査の一員だと、僕の目の前で証明してもらう事だ。ただし、僕がキラじゃないと証明できなければ、それはできない。と流河がそう言い張るなら、一緒に捜査はできない。』
そう、早口のような口調で説明した月を観察しながら、 Lは心の中で思う。
L「よく喋るな、夜神月…。負けず嫌いの典型だ…。プラス7%…。本来なら、この時点で、確実な証拠があれば、一気に断定し、捕まえる事が出きる…。
が…。確実な証拠が、まだ全部揃(そろ)ってない以上、下手には動けない…。」
そう判断し、Lは鋭い視線を月に投げながら言う。
流河『「捜査本部の者に会わせない」なんて、そんな事。一度も言ってませんよ?』
そう話したLに、月は一瞬目を見開き、少し驚いた表情をした。
月『!?』
そして、そんな月に、鋭い視線を向けたまま、Lが続けて説明する。
流河『今、私は捜査本部で、夜神君のお父さん達と共に捜査をしてます。その捜査本部に夜神君を連れて行けば、捜査に協力して頂ける。そう解釈していいんですね?』
そう話したLを見ながら、月は心の中で言う。
月「! …な……何考えてるんだ、こいつ…。」
その時、突然Lの携帯が鳴った。