【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第33章 月の返答
そして、そんなLを見た月は、冷めた視線を向けながら、心の中で言う。
月「…その顔…計算通りって顔だな…。こんなので、はめたきか?」
心の中では、そう言いながら、顔には少し笑みを浮かべ、Lに言う。
月『はは。あまり卓越(たくえつ)した考え方をすると、疑いが濃(こ)くなるみたいじゃないか?』
そう話した月に、今度はLが、黒い瞳を、更に黒くして月に答える。
流河『はい。3%に…。』
その言葉を聞いた月は、笑みを消し、黙った。
月『……………。』
そして、更にLは説明する。
流河『しかしその分、一緒に捜査して欲しいという気持ちが、強くなります。正直に言うと。さっきの夜神君が言った説は当たっていて、今、Lと名乗っている者は、私だけではありません。』
そう話したLに、月は疑いの視線を向け、考える。
月「…こ…こいつ…。またここで、そんな事をハッキリ言うのか…。もしこいつが、ただのLの使い走りだったら、僕が、こいつと話している意味は、ほとんどなくなる。」
そして、そんな月に、Lが問う。
流河『私は、例え夜神君がキラであっても。夜神君に、捜査協力してもらえればいいだけの立場にあるんです。この理屈わかります?』
そう言ったLに、今度は月が返す。
月『僕が協力すれば、捜査も進むかも知れない。と同時に、ボロを出すかも知れない…。つまり、捜査と取り調べを一度に出来る…。いい考えだと思うよ。』
そう話しながら、すまし顔をした月を見て、今まで黙っていたリュークが、笑いながら月に言った。
リューク『ククッ、月。完全に押されているように見えるぞ。らしくないじゃないか。』
そう言ったリュークを気にする事なく、月は考える。
月「こいつが、Lではないと、はっきり決まった訳ではないが。もし、Lの声だけで動き、捜査本部に顔すら出していない代役なら…。こいつと話す事は、すぐに止(や)めるべきだ。」
そう考え、月は、Lに言った。