【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第32章 月の推理力。📓
流河『そこまで計算して、代役を立てている可能性は?』
月『うーん。Lという人なら、そこまでやりそうだな。裏の裏の裏と考えていくと、きりがない。はは、さすがに頭がこんがらがってきた。』
月はそう言って、微かに笑った。そして、そんな月に、Lが本題を切り出す。
流河『捜査協力をお願いする前提で、何もお見せしないのも失礼ですから、一般には報道されていない情報をお見せするので、これでまた、推理してみてください。
これは、キラに殺されたFBI捜査官12人の死亡の順と、彼らがファイルを受け取った順を表にしたものです。そして、この3枚は、キラが刑務所内の犯罪者を操って、死ぬ前に書かせたと思われる文章の写真です。』
そう言いながら、Lが渡してきた資料に、月は視線を移しながら、心の中で呟く。
月「こんな物を見せて、僕の顔色が、変わるとでも思っているのか?…。」
そして、月はLに答える。
月『…そうだな…。』
そんな月を、Lは視線を反らす事なく、ジーっと見ていた。
そして、そんなLを気にする事なく、月は心の中で言う。
月「キラも、見くびられた物だ。こいつの中のキラは、こんなのに騙されるのか?」
そして、月は、さもわからないといった様子で、Lに言う。
月『流河…。このFBIの得たファイルって、何のファイルだ? それがわからない僕には、推理のしようがないな。』
そんな月の言葉を聞いたLは、一瞬、頭で考える。
L「引っ掛からない…か…。無論、そんなボロを出すとは思っていなかっただけに、予想通りではあるが…。」
Lは、頭ではそう考え。月には、たった今気付いたという様な表情で、改めて説明をする。
流河『あっ…。すみません。日本に入ったFBI捜査官が、お互いを確認する為に、全員の名前と顔の入ったファイルです。そして、手に入れたその日に、FBI全員が亡くなりました。』
月『それなら…。キラは殺人に顔が必要…。そして、もしかしたら名前も…。』