【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第31章 それぞれの思い…。
そして、Lと月が、コートから移動している時。月の父である総一郎は、北村次長室に呼び出され、質問責めにあっていた。
北村『言えないとは、どうゆう事だ?』
夜神『申し訳ありません。Lの指示で、捜査本部以外の者には、例え次長でも…話せません…。』
北村『今、何処で何をしているのか…。何故、いつも捜査本部には、一人しか居ないのか…。それすらもか?』
夜神『申し訳ありません…。』
北村『では…うちの娘に【自分はLだ】と名乗り出た者が居るのだが…。』
その話しを聞いた総一郎が、思い当たった、ある人物の名前を思い浮かべる。
夜神「! ………模木か………。」
そんな総一朗を見た北村が、総一郎に問う。
北村『娘を疑っているのか?』
そう聞いてきた北村に、総一郎が答える。
夜神『それも、お答えできませんし、娘さんに、Lだと名乗った者がいる事も、公言しないよう、お願いします。しかし安心してください…。
娘さんが疑われているわけではありません。それは断言しておきます。むしろ、疑われているとしたら、私の息子の方です…。』
それを聞いた北村が、一瞬びっくりしたような表情を浮かべた。
北村『!……………。』
そして、そんな北村に、総一郎が疲れた様な表情をして、視線を下にむけながら付け足す。
夜神『今の話しも、聞かなかった事に………。』
そう話した総一郎に、北村も少し汗を浮かべて黙った。
北村『………………。』
そして、少しばつが悪そうな顔をしながら、総一郎に北村が言う。
北村『夜神……。この事件が明るみになってから、もう4か月が立つ……。世間では、警察は無能……Lも無能……。そう言われている……。』
そう言った北村に、総一郎が感情をあらわにしながら言う。
夜神『お言葉ですが次長!キラを恐れて、尻尾を巻いて逃げ出す警察が、有能だと言えるのでしょうか!? 次長は今の捜査本部が、何人になっているのかは、ご存知のはず!
もし、世間体を気になさるなら、幹部を始めとする大部分が、キラから逃げたという事実を知られない様、努めてください!』
そんな総一郎の言葉に、何も返さず、北村は黙って窓の外を観ていた。
北村『………………。』