【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第28章 月の心情 🕵️
月『最初は、名前さえわかれば、事故死や自殺でいいと考えた…。しかし、それは、あいつが100%L本人だとわからなければ駄目だ。
いや、L本人だとわかっても、僕に【自分がLだ】と宣言した以上…。手遅れかも知れない…。どんな死に方でも、Lが死ねば、警察は僕を疑う…。
……正直……Lをなめていた…。Lは、全ての警察の信用を失う前に、キラの殺人に名前が必要と知り、なおかつ僕がキラであるかも知れないと、勘付(かんづ)いた。
その間に、僕は、Lを警察等から孤立させ、万人(ばんにん)の前に晒(さら)させる事ばかり考えていた…。まさか、Lが僕に【私はLだ】と名乗り出てくるなんて事は、考えもしなかった…。………。
キラの可能性がある者には、Lの分身でも構わない。とりあえず【Lだ】と名乗っておく…。これは、Lにとって、キラに対するかなり有効な防御であると共に攻撃でもある。やられたよ…。いい手だ…。』
月「あのとぼけた振りをした流河が、これから大学で、どんどん僕に接近し、探ろうとしてくるだろう。……。」
そこまで、考えた後、月は思いっきり笑い出した。
月『ふっ……ははは…ははははは。くっくっくっ。これはいい…。何も悲観する事はない。これは、向こうも、何もつかんでいない証拠だ。あいつも、僕も…。
直(じか)に接(せっ)しての、騙し合い。知恵比(ちえく)らべだ。表面上は、仲良しのキャンパスメイト。裏では、【Lなのか?】【キラなのか?】の探り合い。
面白いよ。流河。おまえが、僕に友情を求めてくるなら、快(こころよ)く受け入れてやろう。僕は、おまえを信じ込ませ、そして、全てを引き出し、お前達を殺す。』
そう言いながら、月はこれからの事を考え、嗤(わら)ったのだった。
そして、そんな月を見たリュークも、これからの事を思い、面白がっていた。
リューク『お互いが、お互いに探り合い、騙し合いながら過ごす。そして、負けた方が死ぬ…。やっぱり人間て、面白っ!』