【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第28章 月の心情 🕵️
月『いえ、こちらこそ…。』
流河『じゃあ、今度はキャンパスで。』
月『ああ、そうだね…。よろしく。』
そして、流河は、迎えに来たリムジンに乗り、その場から去っていった。そして、迎えのリムジンを見た学生達が、ボソボソと呟く。
学生1『リムジン? どこのボンボンだ、あいつ…。』
学生2『しかも、主席…。やな感じ……。』
そんな学生達の話を聞きながら、月は、流河を乗せた車が去って行くのを見送った。そして、車を見送った後、月は電車に揺られながら、家路に着く。
そして、帰ってきた月に、粧裕が声をかける。
粧裕『あっ、東大生、お帰りーっ。』
そんな粧裕の言葉に、反応する事なく、月は足早に自分の部屋に入り、鍵を閉め椅子に座り、机に肘を乗せながら、頭を抱えて、悔しげな表情をして言った。
月『くそっ!やられた!!!』
そう言った月に、リュークが返す。
リューク『やられた?……?』
月『Lめ…。こんな屈辱は、生まれて初めてだ。』
そう言いながら、月は、机をドンと叩いた。そして、そんな月を見たリュークが、月に言う。
リューク『そう思うなら、死神の目の取引をして、あいつを殺せばいいじゃないか。』
そう言ったリュークに、月が怒鳴りながら、答える。
月『それでも、あいつが、本当のLじゃなかったら、逆に、Lに僕がキラだと言うようなものなんだよ!!』
そう言って、月が、リュークを睨む…。そして、その月のあまりの剣幕に、リュークが焦った様に言う。
リューク『……わ……悪い……。』
月『死神が人間を殺すのと、同じ人間が人間を殺すのを、同じ次元で考えるな。』
リューク『…………。』
月『なんとしても、あいつを殺してやりたい…が…。殺せば足がつく…。デスノートでは、名前を書いたその人間、一人しか殺せない。
誰かを操って殺させる事はできない…。全く、不便だよ…。デスノートってやつは…。』
そんな月を見たリュークが、心の中で言う。
リューク「いつも冷静な月が逆ギレか…。相当きてるな。」