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愛・ラブ・ハイキュー‼︎

第2章 烏養繋心


シーンとする店内

みんなの顔が見られなくて下を向いたままの私


最初に声を発したのは大地さんだった。

「ひの?今のはどうゆう事だ?」

「………」

「ひの?」

「なんだお前あれか?よくここで飯食ってから帰るってゆうやつか」

と田中先輩。

「あ、あーー、それだそれだ」

と西谷さん。

「けどお風呂までとかないですよね」

と月島くん。

「………ごめんなさい。あの…」

「なに、どうゆう事?えっ、ひのはここの子なの?」

と旭さん。

「………あの……」


「おー、お前らまだいたのかぁ。さっさと帰って飯食って寝ろー」

繋心が帰ってきた。

「ん?なんだ、みんな深刻な顔しやがって」

「あの、烏養さん」

月島くんが繋心に声を掛けた。

「ひのは烏養さんとどうゆう関係なんですか」

その問いとこの場の雰囲気から、今どうゆう状況なのかを察してくれたようだった。

奥から、小さな声でごめんと聞こえてきた。

長い沈黙…

ふっと私の頭に乗せられた手。

優しくポンポンされた。

「ごめん…繋心…」

((繋心⁉︎))

「お前は悪くねぇ」


静かな店内に繋心の深呼吸が聞こえた。

「お前らに隠していた事がある。

俺とひのは結婚している」

「「えーーーー⁉︎⁉︎」」

「ひのは俺の嫁だ。高校の入学式の少し前に籍を入れた。

学校へは説明してある。

学校から出された条件があって、ひのが卒業するまで結婚していることがバレたらダメ、在校中は子供は作らない、テストの成績が平均点を下回ってはいけない。

これが絶対条件で、1つでも破られたら即刻退学。

だからお前らにも黙っていた。

こいつをちゃんと高校に通わせてやりたかったからな」

私の頭をまたポンポンしてから、

「けど、ここまでだ。悪りぃひの…」

「繋心が謝る事じゃないよ」








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