第2章 烏養繋心
お風呂から上がり居間で宿題をしていると、お風呂上がりの繋心が戻ってきた。
「宿題進んでるか?」
「うん、もうすぐ終わる」
「そっか」
「なぁひの」
「ん?」
「今日は一緒に寝れるか?」
「うん」
「終わったぁーーー。寝れるーーー」
「じゃ部屋行くか」
「うん。繋心、昨日はごめんね。やっぱり私寝るときは繋心と一緒じゃないとダメみたい。今日は繋心にピッタリくっついて寝るから覚悟してね」
「あぁ、覚悟はできてる」
「では参りましょうか、だんな様」
部屋に着き、繋心が先に布団に入って私が入りやすいように掛け布団をめくってくれている。
「ほら」
「ありがとう。はぁー、やっぱり繋心の隣は落ち着くー」
「昨日はいつもいるひのが隣にいなくて落ち着かなかった。
いつもひのの体に癒されてたんだと改めて感じた夜だった。
ひのの体は癒しでもあるが、欲情もさせる」
「もう、繋心ってば。私、胸おっきくないよ。それでも欲情するの?」
「胸の大きさなんか別にどうだっていい。まぁ大きいに越したことはねぇがな。好きでもねぇ女のでかい胸見たってなんとも思わねぇが、ひのの胸なら小さくたってムラムラする」
「ほんと?」
「なぁひの。俺今日は我慢できそうにねぇんだが…」
「繋心?」
「俺さ、あいつらにお前を取られるんじゃねぇかって焦っちまった。お前があいつらと楽しそうに喋ってるの見て、あいつらに嫉妬した。ひのは俺のもんだぞ、俺の奥さんなんだから手出すなってな。そう思いながらもどこかでは、まだそうゆう関係になってねぇから自分のものとは言えねぇんじゃないかって思ったりもしてさ。ひのを大事にしてぇと思う自分と、ひのを自分で
いっぱいにしてぇ、ひのを抱きてぇって思う自分がいて…
けどひのはまだ高校生で…」
「繋心…いいよ。私だってもう子供じゃないよ。私だって繋心の事考えてドキドキするし…エッチな事考えたりもするよ。
繋心が私とできない事で他の人のところに行っちゃうんじゃないかって考えちゃうの。そんなのイヤ。だから…繋心としたい。恥ずかしいけど…」