第2章 烏養繋心
それから毎日遅くまでマネージャー業を頑張った。
家に帰ると繋心が私の夕飯に付き合ってくれる。
テーブルに2人で向かい合って座って私の学校での話を聞いてくれる。
お酒を飲みながらだったり、ご飯を食べながらだったり。
ご飯が終わったらお風呂に入り宿題を頑張ってそして…
繋心と一緒のベッドに寝るのです。
繋心はベッド別々の方がよくねぇか?って言うけど、私は一緒がいい。
隣に繋心がいると安心する。
大好きな繋心にくっついて寝たい。
「俺のいびきうるせぇだろ。それに寝相も悪りぃし」
「いびきなんて全然気にならないよ。多分私の方が寝付くの早いからかな。寝相も気にならないし」
「お前スゲーくっついてくるからカラダに悪りぃんだよ」
「ごめんね、暑苦しい?」
「いや、そうじゃなくて」
「動きにくいから体痛くなる?」
「いや…」
「じゃなんで?」
「ムラムラする」
「え?」
「だーかーら、欲情するのを抑えるのが辛いって言ってんだ」
「なっ⁉︎」
「お前はそんな事考えないかもしれねぇけどな、こっちはその事で頭いっぱいだっつうの」
「私だって…」
「私だって?」
「私だっていっぱい考えてるよ」
「本当か?」
「うん…私だって繋心の事考えすぎて、は…恥ずかしくなる事…あるし」
「どんな恥ずかしい事考えてんだよ」
「言えない」
「お前それでよく俺にくっついて寝れるな」
「ドキドキするけど、安心するんだもん」