第10章 未来への布石
恋歌はマルコに先ほど渡した同じ珠を数個渡した。
マ「これは?」
『あなたたち白ひげ海賊団の方たちが私を戦闘などの助っ人として呼んでも大丈夫だと思える他の海賊に渡してほしいんです
でも使えるのは一回きり、使ってもらえればどんな状況であろうと呼んだ人達を助けましょう
白ひげの方たちが選んだ海賊ならば変な仕事は押し付けられないでしょうし』
マ「お前が俺たちにしたような説明を渡す海賊に言えばいいのか?」
『そうですね
一応あの変装してるときの格好も伝えておいてくださるとありがたいです
これを渡してくださるお礼はこちらで』
と言って白い珠をマルコに渡す。
『これを使って呼び出された場合は私は白ひげ海賊団のどんな命令でも聞きましょう
どんな無理難題もこなして見せます』
恋歌の真剣な目にマルコは胸がどきりとした。
マ「(何だよい?)
お前なら何でもやってくれそうだねい」
『あ、でも承諾できないことももちろんありますので』
マ「わかったよい
よく考えて使わしてもらうよい」
白「ここまでしてもらったんだ
お前の島まで送ってやる」
マ「それが親父
こいついきなり現れたらしくて船も近くにないんだよい」
マルコの言葉にサッチは首を傾げる。
サ「じゃあ恋歌ちゃんどうやってここまで来たんだ?」
『まぁ船は使ってないですね』
サッチの疑問に苦笑いでしか返せない。