第10章 未来への布石
マルコは渡された数個の珠を見ながら説明を聞く。
『その珠を割ると私が割れた場所に行きます
届け物や怪我の治療もするので、戦闘以外でも呼んだください』
マ「ちょ、ちょっと待つよい!
届け物とか怪我を治すとか一体なんのことだ!?」
『言い忘れていましたが私はビブルカードがなくてもある程度有名な方ならば気配だけで探すことができます
ここにも白ひげさんの気配で来たんですよ
あと治療に関しては私は怪我を"治す"ということ専門なのでその辺りは違いをわかっていただけます?』
マ「つまり怪我は治せても風邪などの病は治せないってことだろい?」
『さすがはマルコ隊長
その通りです
病気にかかったクルーは治せませんので覚えておいてください』
マ「どのぐらいの怪我までなら治せる?」
『ある程度は治せます
これは実際見ていただいていないのでわからないと思います
マルコ隊長どこか怪我とかしてません?
切り傷とかでもいいんですけど…』
マ「それぐらいならうちのコックが怪我をしたんで治してもらえねぇか?
俺たちにとっては対したことねぇがあんたの力を見るために」
『わかりました
ではその方を連れてきてもらっても?』
マ「ちょっと待ってろい」
そう言って珠を懐に片付けて外に出ていった。