第7章 夢主の力
今日も恋歌は自分よりも早く起きたエースに起こされた。
『おはよー、エース今日も早いね』
エ「おはよ、か、母ちゃん…」
かなり最後のは小声だったがしっかりと聞いた恋歌は満面の笑顔でエースを抱き締めた。
エ「か、母ちゃん…苦し…」
『ああっ、ごめんごめん
嬉しくてつい!
でも…』
そう言ってまたぎゅーっと強く抱き締められる。
まぁこれでここまで喜んでくれるならいいかなとはエースは思い始めた。
恋歌がエースを離したのはエースの空腹を知らせる音がなるまで続いた。
朝食の後に約束していた力を見せるために初日に行った崖に行くことにした。
この森は何がいるかわからないので一応用心して斬魄刀も持ってきた(もしかしたら泥棒とか山賊とか家に入るかも)。
持っては来たが、使うつもりもエースに力を見せるつもりもこの力についてはない。
『さて、じゃあここでしようか』
そう声をかけると海を見ていたエースはは振り向いた。
『綺麗だよね
ここから見える海』
エ「うん」
エースも将来海賊になるのだから海が好きなのだろう。
綺麗で広大で自由な海が。
『遊びますか!』
笑顔で言えばエースは嬉しそうに頷く。