第24章 デービーバックファイト
戦いをする場所を今から作るということで一時間の休憩に入った。
ナ「ちょっと!なんで受けちゃったのよ!」
ウ「そうだぞ!無謀すぎる!」
心配性の二人に詰め寄られて説教のようなものを受ける。
『いや、でも偽物で弱いかもしれないし』
ナ「あんたが戦ってるとこなんか一回も見たことないわよ!!」
ウ「不思議な力を使えてもだな
それを戦闘に活かせるかどうかはそいつの経験値で決まってくるんだぞ!」
ル「まぁいいじゃねぇか
母ちゃんが戦うって言ってんだから」
声をあらげる二人を珍しくルフィが仲裁に入る。
ナ「あんたは自分の母親が怪我してもいいっての!?」
ル「大丈夫だ
母ちゃん俺とひとつ約束してくれ」
『約束?』
ル「怪我しねぇこと
掠り傷ひとつでもダメだからな」
にっ、と笑ったルフィに恋歌はルフィも心配性だなと思ったが笑って返す。
『わかったわ
約束する』
ル「これで母ちゃんは怪我しねぇ」
ウ「どこにそんな根拠があるんだよ」
ル「母ちゃんは俺との約束は破ったことが一度もねぇからな」
ウ「お前なぁ…
相手が本物でめちゃくちゃ強かったらどうすんだ!」
ル「大丈夫だ」
なぜかルフィに大丈夫だと言われると大丈夫な気がしてきたが、ナミとウソップは諦めたようにため息をついた。
ナ「いいわ
今さら止められないだろうし
でも絶対に怪我しないでね」
ウ「恋歌に怪我させたらエースに俺ら殺されるかもな」
ウソップの言った言葉にナミが顔面蒼白になっていた。
『心配ありがとう
でも私なら大丈夫だから、信じて』
当の本人に言われてしまっては二人は何も言えなくなった。