第22章 デート
エースとサボの出航の日。
エ「忘れもんはねぇな」
『多分ね』
部屋を出るために自分の荷物をまとめる。
サボ「お、準備できたか?」
部屋を出るとすでにサボが荷物をまとめて立っていた。
後ろにはニーナもいる。
エ「あれ?ニーナはサボんとこに泊まったのか?」
にやにやしているエースをニーナが殴る。
エ「何しやがる!」
ニ「バカ!///」
エ「バカとはなんだ!」
二人はおいかけっこを始めてしまった。
『なんかあったの?』
サボ「俺的には何もなかったんだけどなぁ…」
『じゃあなんで怒ってるんだろ』
サボ「さぁ?」
暫く続いたおいかけっこは恋歌が止めたことで終わった。
ストライカーを置いてある入り江まで見送りに来た恋歌とニーナ。
エ「じゃあまたな」
『うん、気を付けてね』
エ「わかってる
そっちもあんま無茶すんなよ」
『大丈夫』
エ「デートも楽しかった
その髪留めずっとしてろよ」
『うん、エースも指輪はずさないでね』
エ「おう」
エースは一度恋歌の頭を撫でてからストライカーに乗った。
サボ「もういいのか?」
エ「ああ、行くぞ」
『いってらっしゃい』
「「いってきます」」
出航した二人の背中を見えなくなるまで見送った。
『私たちも帰ろっか』
ニ「はい!!」
二人は人気のない森に入ってから恋歌がダークブーツを発動して、ニーナを抱えた。
『舌噛むかも知れないから口閉じといてね』
ニ「はい」
一瞬でその場から消えた二人はフーシャ村に帰っていった。