第5章 フーシャ村へ買い物
『さてと日ももうすぐ沈むし、そろそろ家に帰ろうか』
男たち五人は気絶させたあとそのまま小屋に置いてきた。
自分たちで連れてきたのだから帰れるだろう。
一方エースは何か見てはいけないものを見てしまったような感覚に襲われていた。
『ん?エースどうかした?』
恋歌はいつも通りの優しい雰囲気と表情に戻っている。
エースは一先ず先程の怖い恋歌はいなくなったのでほっとする。
エ「なんでもない…」
『そう?
じゃあ荷物だけ取りに行って帰ろ』
エ「うん」
恋歌は1つの袋を出して今日買ったものをどんどん入れていく。
その袋の入る質量を完全に越えているものまで…
エ「なぁ…それどうやって入ってるんだ?」
『これ?
これはねーそうだなぁ分かりやすく言うと無限に何でも入る袋だね
これひとつで買い物も楽になるの』
エ「じゃあ最初から買ったときにそれに入れておけば店にもう一回帰ってこなくてもよかったんじゃ…」
『あ…』
エースの正論に何も言い返せない。
『ま、まぁそういうときもあるよ
あははは』
笑ってごまかすようにしたようだ。
それからまたダークブーツで家まで帰って夜ご飯もエースの椅子を買ってきたので一人で食べれるようになり、はじめて二人で食べることができた。
それからは二人で選んだソファーでゆっくりして、お風呂もまた二人で入り、後は寝るだけになった。