第22章 デート
案外近くで気配がしたことと、敵ではないだろうということで二人で歩いて向かう。
サボ「お、来た来た」
サボの横には何故かニーナも一緒にいる。
『どうしたの?』
サボ「どうだ?楽しかったか?」
『うん、ありがとうね』
エ「サボが言ってたサプライズってこのことだったんだろ?
急に恋歌を呼びやがって」
サボ「でも楽しかったろ?
感謝してほしいぐらいさ」
エ「急に場所を指定して人を待ってろとか言われて意味わかんなかったんだからな」
サボ「始めてのデートなんだから待ち合わせぐらいしないとな」
エ「…恋歌ナンパされてたけどな」
サボ「やっぱりか
ちょっと気にはなってたけど恋歌なら大丈夫かと思ってさ」
『なんでニーナがここに?』
ニ「私実はある人を探しているの」
『ある人?』
ニ「そう、でも手掛かり全然なくてね
そんなときにサボに会って話をしたら情報を持ってるっていう人に会わせてくれるっていうからその代わりに恋歌を綺麗にしたのよ」
『なるほど、その情報を持ってる人には会えたの?』
ニ「誰なのか教えてくれないのよ
一緒に来れば会えるっていうから着いてきたけど」
今回デートの計画をたてたり、ニーナと取り引きをしたりして手助けをしてくれたサボはエースと笑いながら話している。
『なんでニーナはその人を探してるの?』
ニ「…お礼が言いたくて」
『お礼?』
サボ「おーい!二人ともいったん俺らの宿行こうぜ!」
お礼とはどういうことなのかを聞こうと思ったがサボの声に遮られてしまった。
ニーナはサボのあとを着いていってしまったので聞くことができなくなってしまった。