第22章 デート
『私は何にしようかな…』
エ「なんでもいいぞ!
俺にできることなら何でも言ってくれ」
恋歌はエースに何をしてもらおうかと悩んでいる。
『エースにしてほしいこと…』
エ「何にもないのか?」
『…えっと…してほしいというか…その、したいというか…///』
エ「なんだ?言いづらいことか?」
『その…エースに…///』
エ「俺に?」
『ぎゅっ、ってしてほしいなって…///』
目を泳がせながらエースに頼む恋歌。
エースはそんな恋歌を見て満面の笑みで笑った。
エ「来いよ
そんなのいくらでもしてやる」
両腕を広げて恋歌を呼ぶ。
『うんっ///』
エースの腕の中にすっぽり収まった恋歌は幸せそうに微笑む。
『やっぱりエースは落ち着く』
エ「俺も恋歌の匂いとか側に居てくれたりすると落ち着く」
恋歌の髪に指を通しながら頭に顎を乗せる。
エ「好きなときに隣に居てやれなくてごめんな
恋歌は俺たちより強いってわかってるけどティーチのやつだけは俺たちがきっちりけじめをつけたいんだ」
『うん、わかってるよ
ほんとはサッチさん殺そうとした人なら私も倒しに行きたいところだけど』
エ「恋歌が来ちまったら一瞬で勝負がついちまうって」
『どうだろ…
私より強い人なんていっぱいいるよ』
エ「それはねぇな
親父ですら恋歌に勝てるかわからねぇのに」
『それは買い被りすぎよ』
エ「親父が自分で言ってたぞ」
『ははは…
あ、エースにね聞いてほしいことがあるの』
エ「俺に?」
恋歌はアラバスタでナミとビビと友達になれたこと、ルフィが強くなってたこと、自分の意思でアラバスタを守ると決めたことなど楽しかったこと、いい思い出になったものをエースに話した。
エースもルフィの海賊団の話とあってか楽しそうに聞いてくれた。