第22章 デート
《何故このイベントに参加しているのかというぐらいの絶世の美女が現れました!
なんとこの美女あの火拳のエースの彼女だそうです!!
こんな美女が彼女だなんて羨ましい限りです!
どうですか?私に乗り換えませんか!?》
エ「あほか!!」
何故か恋歌を口説きだした実況をエースが殴りに行く。
大きなたんこぶを作りながらも実況を続ける。
《いやー失礼しました
つい興奮してしまって
しかしこんな彼女が戦えるのか!?
でははじめてもらいましょう!》
「あんた火拳のエースの女だってね」
『はい』
「さっき私の彼氏が火拳のエースに負けたんだ
お陰で私は指輪をもらえなかった!」
『そうですか』
「何がそうですかだ!!
どうせその綺麗な顔で火拳のエースをたぶらかして指輪を手にいれたかっただけだろ!?」
『どういう意味ですか?』
「とぼけんじゃないよ
ここの指輪はこの世に一つしかない宝石を使って作られる
売ればどんな値がつくか!あんたもそれが狙いだったんだろ!?」
エ「あーあ…言っちゃならねぇこと言いやがる」
エースは手を頭に当てて苦笑いをこぼした。
『つまり私はエースのことを好きでもないのにこのイベントにカップルとして参加して指輪を手に入れ売ろうとしてると、そう言いたいんですか?』
「だからそうだつってんだろ!!」