第22章 デート
《さてお次は女性同士の戦いだ!
一体どんな戦いぶりを見せてくれるか楽しみだ!
さっそく一回戦行ってみよう!》
またも実況の合図で始まる女の方のトーナメント。
『なんか人に見られて戦うのって緊張するね』
エ「そうか?
緊張和らげるためにキスでもしてやろうか?」
『い、いい!///
そんなことされたら余計戦えなくなっちゃう!!///』
頬に手を添えて見つめてくるエースに恋歌は慌てて目を反らした。
エ「俺は緊張解けるんだけどなー」
『緊張なんかしてなかったくせに…』
エースにからかわれながらじゃれていると実況に名前を呼ばれた。
エ「ほどほどに頑張れよ」
『負けない程度には頑張る』
表に出てみるとすでに相手の女は準備万端のようだ。
相手の女は身長は少し恋歌より上なぐらいだが、筋肉がすごい。
腕も足も恋歌の三倍ぐらいはありそうだ。
回りの観客からは一瞬歓声が止んだが、観客の男たちから凄い歓声があがった。