第22章 デート
「いいさ!あんた白ひげさんとこの人だろ?」
エ「ありがとう!!」
「可愛い彼女とデートかい?」
エ「おっと、そうだった
恋歌大丈夫だったか?」
何故か回りの住民と仲良しなエース。
『うん、助けてくれてありがとう』
エ「ったくそんな可愛い格好してるから絡まれるんだよ
ほら」
エースは恋歌の手を握って歩き出した。
繋ぎ方は所謂恋人繋ぎというやつである。
回りからは冷やかしの言葉が飛び交う。
『何でここの人たちと仲がいいの?』
エ「え?あ、ああ
ここは親父の旗で守られてる島だからな」
『なるほど』
納得している恋歌をエースはちらっと見下ろした。
エ「(な、なんかいつもより可愛い…///
手ぇちっちぇ…///こんなに小さかったか?
足も細ぇ体も細ぇ…//でも出てるとこは出て…って何考えてんだ俺!!)」
『どうしたの?』
何故か悶えているエースを心配してエースの顔を覗き込む。
身長差から上目遣いになる恋歌を直視できずに目を逸らすエース。
エ「な、何でもねぇよ」
『そう?気分悪かったら言ってね』
エ「おう」
二人は祭のある方に歩いていった。
『なんかいろいろあるね』
エ「何か食べたいか?
それともどこか入りたいとか」
祭は大きなもので出店もあるし、いろいろと出し物もやっていてちょっとしたテーマパークのようになっていた。
『エースはお腹空いてる?』
エ「昼だからな」
『なら好きなの食べたらいいよ
私はそんなに食べれないし』
エ「そっか、じゃあ旨そうなもん分けてやるよ」
エースは片っ端から食べ物屋を歩き、自分が旨いと思ったものは恋歌にも分けたりして食べていた。