第5章 フーシャ村へ買い物
恋歌はまさかエースが攻撃するとは思わず驚いた。
エ「こ、こいつに気安く触んな!!」
体が震えているところを見るとエースは怖いのに恋歌のために男に立ち向かってくれたらしい。
その行動が嬉しくて恋歌は笑みが零れる。
「お前に用はないんだよ!!
おい、お前らこのガキ押さえとけ」
その言葉に今まで立ってるだけだった他の四人の男たちがエースを捕まえようとエースに手を伸ばす。
エースは自分を標的にされたため恐怖で体を動かすことができないでいる。
エースがぎゅっと目を瞑ったが、いつまでたっても男たちに捕まらない。
恐る恐る目を開けてみるとエースの目の前には透明なオレンジ色の三角形の壁のようなものがあった。
いきなり現れた壁に男たちも驚いている。
『エースに触らないでくれます?』
エースの後ろから女の声が聞こえた。
この場にいる女はただ一人、恋歌のみ。
エースは後ろをゆっくり振り向こうとしたが恋歌に抱き上げられたことによりそれはできなかった。