第21章 アラバスタ
『まだ貴女にはできることがあります』
ビ「やれること…
犠牲者を一人でも少なく…!!
諦めの悪さなら船で学んだんだから!」
ビビがカルーと一緒に行動しようとすると誰かに呼び止められた。
「ビビ!!」
ビ「ウソップさん!?」
何故か馬に乗ったウソップが現れた。
一瞬恋歌を見て驚いたような顔になったが、声をかけることはなかった。
「その鳥じゃ行けないところにお前に見せたいものがあるんだ
こっちに乗れ」
ウソップがビビに手を出してカルーではなく馬に乗れと言う。
ビ「("その鳥"?)
ウソップさん…証明して…」
違和感を感じたビビはウソップにアラバスタに入る前に仲間同士の証明を求めた。
「なんだよ、俺を疑ってんのか?ほら」
ウソップが袖口から左腕に巻いた包帯を見せた。
ビ「(違う!!)」
しかし本当の証明は包帯を"取って"印を見せ合うこと。
まだ恋歌の左腕にもその印がついているのでこのウソップが偽者だということがビビにもわかった。