第21章 アラバスタ
フードを取ったビビが反乱軍に声を張り上げようとしたときに後ろから砲弾が飛んできた。
それに気づいた恋歌が咄嗟に砲弾を蹴り飛ばしたが、蹴り飛ばした衝撃で爆発してしまい土煙が巻き起こる。
ビ「!?これじゃ視界が…!!」
『(周りが砂漠である以上風で土煙を晴らすことはできない
どこから砲弾なんか…)』
砲弾が飛んできた方向には国王軍が反乱軍を待ち構えていた。
『危ない!』
土煙で前が見えなくなり、反乱軍はビビに気づくことなく通りすぎていく。
何万人といる人の流れに逆らって立っているビビは反乱軍に気づかれずに倒されてしまった。
それを恋歌がビビとカルーに覆い被さって、マントで守る。
『もう大丈夫です
立てますか?』
反乱軍が過ぎ去ったあとにビビとカルーをマントから出す。
ビ「私は大丈夫ですけど…
戦いが…!!」
ぶつかり合う国王軍と反乱軍。
ビビは悔しそうに拳を握りしめた。