第21章 アラバスタ
ビ「カルー!?」
ウソップが偽者であるとわかった瞬間にカルーがビビを乗せて偽者のウソップから逃げ出した。
「何でばれちゃったのかしらねぃ」
ウソップに化けていたのはマネマネの実の能力者であるMr.2。
2「ところであんたみたいな奴が何でここにいるのよ!!」
『私ですか?
居たいからですよ、ここに』
2「伝説とまで言われてるあんたがこんなところにいるなんてねぃ
あちしを殺すの?」
少し怯えた様子のMr.2は冷や汗を流しながら恋歌を横目で見る。
『いいえ、ですが貴方の行動しだいでそれは変わってきます
私は今回ある一定以上の手は出さないつもりですから』
2「変なやつねぃ…
取り敢えずあちしはあのカルガモ追わないと!
あんたの前に0ちゃんに殺されちゃうわ!!」
急いでMr.2はカルーを追いかけた。
アラバスタ最速と言われるカルーの速度にも負けないMr.2の脚力はどんどんその差を縮めていく。
必死に逃げようとするカルーの進む先は戦いの最中により通れないため、カルーの目指す先は変更され断崖絶壁に。
しかしその絶壁もカルーの根性で登りきり、Mr.2から逃げ切れたかと思われた。
2「オカマに不可能はないのよう!!」
Mr.2も絶壁を走って登っていく。
『…普通は無理でしょ…』