第21章 アラバスタ
すると自分達の何倍もあるバナナワニが一匹出てきた。
『これ鍵飲み込んだっていう?』
ビ「いえ、何匹もいてどのバナナワニかまでは…」
恋歌は刀を一旦鞘に仕舞い檻の方に歩いていく。
檻の正面に立ち中のメンバーを見る。
『政府の人ですね…』
奥の方で葉巻を吸って落ち着いている人物を見てそう言う恋歌。
ス「ああ、そういうお前は桜姫か
まさかこんなとこでお前に会うとはな」
『貴方も能力者ですか?』
ス「だったらどうだと言うんだ」
『いいえ、聞いてみただけです』
ル「桜姫こっから出してくれよ」
ルフィが焦れったいように恋歌に頼む。
ナ「あんた本物なの?」
『まぁそうですね』
ウ「ビビの味方ってことは俺たちの味方なんだろ?」
『どうでしょう
私が今回助けるのはビビ王女の指示があった人物だけですので』
ビ「桜姫さん!!」
ビビの叫び声に反応して見てみるとバナナワニがビビを襲おうとしていた。
恋歌は檻から一瞬で離れてダークブーツでバナナワニを蹴り飛ばす。
『大丈夫ですか?』
ビ「あ、ありがとうございます」
ル「おーい!水が溜まってきた!
早く出してくれ!」
『出してあげますか?』
ビ「お願いします」
恋歌がビビに言われて檻を壊そうとすると先ほど倒したバナナワニから変な物が出ていることに気づいた。
『何ですか?これ』
ビ「さぁ…」
「ドルドルボール解除」
そんな声が中から聞こえてきて変な物から一人の男が出てきた。
ビ「Mr.3!?どうしてここに!?」
『敵ですか?』
ビ「バロックワークスの社員です!」
『そうですか、ならば敵ですね』
3「へ?ぐはっ!?」
桜姫は敵だとわかるとすぐさまMr.3を蹴り飛ばす。
ビビは壁にめり込んだMr.3を見て汗を流す。