第21章 アラバスタ
時間は流れルフィたちは現在クロコダイルが運営するレインディナーズというカジノに捕まっていた。
ク「聞くが麦わらのルフィ
そう何度も砂嵐が町を襲うと思うか?」
クロコダイルの掌から小さな砂嵐のようなものが発生する。
ル「お前がやったのか!!」
ビ「許さない…!!」
ビビは左腕の腕輪を握りしめる。
ビ「お願い…助けて!!」
ビビが叫ぶと体が温もりに包まれた。
誰かに抱き締められている。
そうわかったとき安心から目に涙が溢れてきた。
『貴女の望は何?
叶えてあげるわ』
ル「まさか…!」
ビ「バナナワニがルフィさんたちの檻の鍵を飲み込んじゃって…!
でもアルバーナにも行かなきゃいけなくて…!」
恋歌のマントを掴んで自分がやらなければいけないことを必死に伝える。
恋歌はビビを離して頭を撫でる。
『あの人がクロコダイルですか?』
階段の上にいる男を見ながらビビに尋ねる。
ビ「ええ!あいつが…!」
ク「まさかこの目で伝説とまで言われた桜姫を見ることができるとは思ってなかったな
お前もこの国を救いにきたのか?」
『まさか、私はそんなことしませんよ』
ル「おい!桜姫何いってんだ!」
ウ「本物なのか!?」
ナ「なんでこんなところに!?」
檻の中から叫ぶルフィたちを無視して再び恋歌はビビを見る。
『私はビビ王女を助けに来ました
国なんて大きなもの私には救えませんから
ですが…』
恋歌は刀を抜いて刃先をクロコダイルに向ける。
『ビビ王女を泣かせた罪は重いですよ』
ル「待て桜姫!そいつは俺がぶっ飛ばすんだ!」
『わかっています
ですからクロコダイル、早くこの場を去らないと私が貴方を殺さなければならなくなります』
冷たい殺気を放つ恋歌に少し冷や汗をかいたクロコダイルは早々に立ち去ろうとした。
ク「この部屋は水に沈む
お手並み拝見といこうか桜姫」
ル「げっ!水が漏れてきたぞ!」
クロコダイルが去ると床から水が溢れてきていた。