第21章 アラバスタ
ナミから見えない場所まで移動して自分とビビの回りに外に声が漏れないように結界を張った。
ビ「それで話というのは?
ナミさんにも聞かれちゃいけないなんて…」
『ナミにはまだ教えるわけにはいかないわ
ビビもこのことは他言しないと約束してくれる?』
ビ「わかったわ」
『船で話した桜姫のこと覚えてる?』
ビ「確か正体のわからないすごい人で海軍から多額の懸賞金をかけられているっていう
桜を使って船を沈めたことからこの名前がついたとか」
『まぁ大まかなとこはそんな感じ
姿はどんなのか知ってる?』
ビ「ナミさんに一度昔の手配書を見せてもらったことがあるわ」
『ならわかるね』
恋歌は目を閉じて神の道化と黒い靴を発動させた。
『この姿がその桜姫っていうことは…』
ビビは手配書と全く同じ格好をしている恋歌を見て目を見開いた。