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夢現

第21章 アラバスタ


そのあとビビから反乱軍のリーダーは友達であったということを聞いた。

その話をしているときのビビはとても辛そうだった。

一度岩場が見えたのでマツゲも無理してサンニン運んでくれているということで一旦休憩することにした。

『……ねぇビビ?

私は麦わら海賊団ではないけどビビの友達でいてもいい?』

ビ「え?ええ…

私も恋歌さんとは友達でいたいわ」

急な話の変わり方に戸惑いながらも返事を返してくれたビビに恋歌は微笑む。

『私アラバスタでお別れするって言ってたの覚えてる?』

ナ「そういえばそんなこと言ってたわね

確か会いたい人がいるからって…

まさか…」

ナミは何かに気づいたようにそこで言葉を切る。

『そう、私が会いたかったのはエースとサボの二人

こうやって四人で会えることなんて滅多にないからね

それでそろそろアラバスタから去ろうかと思ってる』

ビ「どうして!?そんな急に…」

悲しそうな顔をするビビに恋歌は困った顔をした。

ナ「そうよ!

何もそんな急に帰ることないじゃない

ここには私たちしかいないのよ!?」

『元々私がここに来たのはルフィに呼ばれたから

そしてその呼ばれた理由はナミの病気を治すこと

それが果たされたあとは私はここにいる意味はなかった

それでもあの船に乗っていたのはエースとサボに会うため

それも果たされた

ということはもうここにいる理由はないわ

だけどその前にビビに話しておくことがあったの』

ビ「私に?」

『ナミには悪いんだけど聞かせられないの…』

ナミはしょうがないと言うように肩を落としてため息をついた。

ナ「いいわ、あんたを詮索しないっていうのが私を助けてくれる条件だったからね

だったら私も何も聞かないわ」

『ありがとう

じゃあビビちょっとこっち来て』
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