第21章 アラバスタ
『皆大丈夫かな?』
すっかり全員見えなくなってしまって心配する恋歌とビビ。
ナ「心配ないわよ
足跡追って着いてくるわ」
だがナミはそこまで気にしていないようだ。
ナ「ねぇひとつ恋歌に聞きたいことがあるんだけど」
『何?』
ナ「恋歌ってエースと付き合ってるの?」
『へ?』
ラクダに乗ったまま器用に顔を近づけてくるナミに若干引きながらもいきなり質問される意味がわからず変な声を出してしまった。
ナ「へ?じゃないわよ
あれだけ大切にされておきながら違うとは言わせないわよ」
『違うことは…///その…///
ないけど…///』
ビ「でもエースさんってルフィさんのお兄さんなら恋歌さんの息子ってことになるんじゃ…」
ビビが今気づいたというようにはっとした顔をする。
ナ「そういえばそうね」
『…エースとはエースが二歳の時に会ってそれから暫く一緒に暮らしたの
そのあとは何年か離れて暮らしてたんだけどそのときにルフィとサボに出会ってみんなと家族になったの
エースからは…///えっと…島にいてた頃から色々言われてたんだけど………///』
ナ「ああ!もうじれったい!
早く言いなさい!」
『私も好きだって言ったのはナノハナってだけで!///
…特にそれ以外は何も…///』
ナミに怒鳴られて言いずらかったことを勢いで言ってしまった。