第21章 アラバスタ
呆然と恋歌が飛び立っていってしまった方向を見つめるクルーたち。
ナ「ねぇどうやって水分とってるのかしら」
サ「エース、サボ何か知ってるかい?」
エ「さぁな、俺たちは恋歌のことを全部知ってるわけじゃねぇからな」
サボ「恋歌が自分で大丈夫だって言ったんだ
なら何かしてんだろ」
心配を全然していない二人を見てクルーたちは落ち着きを取り戻す。
サ「しっかし自分の水ぐらい好きに飲んだらいいのに
他のやつのために残しとくなんて…」
ナ「でもあの子はいつも人のことばかり…
最初に会ったときからずっと…」
エ「恋歌は昔からそうさ
俺たちのことばかり優先して自分のことは全く気にしてない」
サボ「だから俺たちは強くなって恋歌を守ると誓ったんだ
恋歌には数えきれねぇ恩がある」
サ「そうか…
恋歌さんが言ってた生涯守りたい三人って…」
サンジが恋歌との会話を思い出したように目を見開く。