第21章 アラバスタ
『エースがこの世界を案内してくれるの?』
エ「ああ」
『楽しみにしてるわ』
恋歌の返事を聞いてエースは嬉しそうに笑った。
そして顔を恋歌に近づけてくる。
恋歌はエースにされることに予想がついて顔を赤くしたが、目を閉じていく。
だが、あと数センチで唇が重なるというときにごくりと唾を飲み込む音がした。
恋歌がそれに気づいて音がした方に顔を向けるとクルーたち全員が起きてこちらを見ていた。
サボは肩を揺らして笑っている。
『なっ…///
皆…起きて…///』
恋歌は近くにあったエースの顔を押して遠ざける。
ナ「ほほほ…
盗み見するつもりじゃなかったのよ
私たちなんか気にしないで続きどうぞ
ほら、あんたたち寝るわよ!」
ナミの言葉で全員慌てて目を閉じるがこちらを気にしているのは丸わかりだ。
ルフィなんかはゾロとウソップに顔を地面に押さえつけられている。
エ「続きするか?」
『…しない!///』