第21章 アラバスタ
ル「あ~、あ~、…」
最初は意気込んでいたルフィだが砂漠の暑さに参っている。
ル「焼ける~
汗も出ね~…」
ナ「あんまりあ~あ~言わないでよルフィ
余計だれちゃうじゃない」
だがナミを聞いていないのかルフィは声を出すことを止めない。
ビビはさすがというべきかこの国の出身なだけあって大丈夫なようだ。
エ「恋歌は大丈夫か?」
『うん、今のところはね
ちょっと歩きづらいけど』
下がさらさらとした砂なので歩くのが困難なのだ。
エ「手ぇ出しな」
エースに言われて手を出すと握って引っ張ってくれた。
エ「これならマシか?」
『でもエースが…』
エ「いいんだよ
これぐらい何ともない
辛くなったらすぐに言えよ?」
『ありがとう』
一番後ろで手を繋ぎながら歩いている二人を見てサボは苦笑いを溢す。
サボ「このくそ暑いのに
あの二人はお熱いこって」
見てみぬ振りをしてサボは先を進む。