第21章 アラバスタ
風が去ったあと人が倒れているのかと思って駆けつけたルフィだったが、それは白骨の死体だった。
その頭蓋骨にビビが手を触れ悔しそうに呟く。
ビ「父が…この国の人が一体何をしたと言うの…
砂漠の国に生まれて自然と戦いながら必死に生きてきた人たちの暮らしをめちゃくちゃにして…
あいつにそんなことをする権利があるの…?
なぜ…!?
その一方で王下七武海として民衆の英雄を気取ってる…
あの男がこの国を欺いていることに誰も気づいていないのよ!!
私は!!
あの男を許さない!」
ビビの悲痛な叫びの直後に建物がひとつ破壊された。
ルフィ、サンジ、ウソップが壊したのだ。
ゾ「ガキかあいつらは…」
エースが砂を掘って頭蓋骨を埋める。
ル「ビビ、さっさと先へ進もう
うずうずしてきた」