第21章 アラバスタ
ナ「桜姫に?
白ひげ海賊団てのはやっぱりすごいのね」
ビ「その桜姫という人は有名なの?」
ビビはバロックワークスにはいたが王女であるため桜姫を知らないようだ。
ナ「ビビは知らないのね
ここ最近は何もしていないみたいだけど一撃で数十隻の政府の船を潰したとかで今や懸賞金の額がわからなくなるぐらいまで上がってる人物よ」
ビ「懸賞金がわからない?」
ナ「何か何処かのお偉いさんの船をミサイルみたいなので破壊して、その人の顔を殴って逃げたんだって
それでそのお偉いさんが怒って年々懸賞金が上がっているのよ
最後に確認されたのは20億
もう私にも確かな額はわからないけどね」
ビ「そんなすごい人がいたなんて…
そんな人がアラバスタにいたら救ってくれたのかな…」
ウ「でも確かそいつ海賊としか関わらないって聞いたぜ?」
ナ「そうみたいね
一般人には危害を加えないみたいだし危険視してるのは政府だけ
でも強さは半端ないってのは確かだわ」
チ「俺そいつ知ってるぞ」
ウ「チョッパーが?
意外だな」
チ「だって"桜"ってついてる
そいつ桜で攻撃するんだろ?」
ナ「そっか、チョッパーは桜が好きだものね
桜姫という名は桜で攻撃することからつけられたみたいだけど他にもいろいろできるみたい
でも詳しい情報は何もわかっていないっていう不思議な人物よ
ま、私たちには一生お目にかかれない人だってのは確かね」
ウ「そんなやつに会っちまったら絶対殺されちまうよ!」
エ「おい、ここのクルーたちは恋歌のこと知らねぇのか?」
ル「知らねぇよ
母ちゃんが攻撃してるとこも見たことねぇはずだ」
サボ「なら俺たちも気ぃつけねぇとな」
エ「そうだな
力を使わせたらわかっちまう…」
麦わらのクルーたちの会話を聞いてこそこそと三人で話し合う。
だが当の本人は難しい顔をして一人悩んでいた。