第21章 アラバスタ
エースとサボが頭を下げているのを見てナミがありえないと言った顔をする。
ナ「嘘よ、こんな常識ある人たちがルフィのお兄さんたちなわけないわ」
ゾ「弟想いのいいやつらだ」
チ「兄弟って素晴らしいんだな」
サボ「なんかこいつらの苦労がよくわかるな」
エ「こいつが人に迷惑をかけずに生きられるかよ」
サンジ「とりあえずつもる話もあるだろ中に入ったらどうだ?
茶でもだすぜ」
エ「いや、いいんだ
お気遣いなく」
エースが丁寧に断ってサンジが吸おうとしている煙草に火をつける。
ゾ「ん?」
ビ「バロックワークス
ビリオンズたちの船だわ!」
いつの間にか進行方向にはいくつものバロックワークスの船があった。
「火拳のエースに神剣のサボ、そして麦わらのルフィ!
逃がしはしない!」
どうやら先ほどの男たちはまだ三人を捕まえる気のようだ。
ル「またあいつらか」
エ「ルフィ、俺が掃除してくる」
サボ「じゃ俺も行こうかな
半分くれよ」
エ「しょうがねぇな」
エースは自分のストライカーに乗り、船に突っ込んでいく。
サボは風を操って自分の体を浮かせて船まで向かう。
ゾ「見せてもらおうか
白ひげ二番隊隊長と副隊長の実力を」
エースはストライカーを一旦海に沈めてから飛び上がって船の上を飛ぶ。
「撃ち落とせ!」
サボは腰にある刀を抜いて構える。
タイミングよく出てきたストライカーに乗りエースは拳を振りかぶる。
サボも同時に刀を図上に構えてエースと同じタイミングで攻撃を放つ。
エ「火拳!」
エースからは炎が、サボからは鋭い風の刃が飛んできて船は二人の一撃で粉々になる。
ウ「すっげー!」
それを見ていた麦わら海賊団は口を開けて呆然としていた。
『強くなったね…
本当に…』