第21章 アラバスタ
ル「うわ…っと」
ルフィは剣をぎりぎりかわしながら男たちを倒していく。
エースとサボも自分に攻撃してくる者は全て一撃で倒している。
「くっそ…
あの女を狙え!人質にしてやる!」
三人に敵わないと思った男たちが恋歌を標的に変えて襲いかかってくる。
ル「おめぇら母ちゃんに手ぇ出したらぶっ飛ばすぞ」
サボ「掠り傷だけでも負わせたら終わりだと思え」
エ「女を狙うとは男の風上にも置けねぇな」
狙われても一歩も動かなかった恋歌の回りには攻撃が届く前に三人が守るように円になって立っていた。
『…なんか過保護?』
三人の言葉に頬を膨らませて不機嫌な顔をする。
エ「そんなことしても可愛いだけだぞ」
サボ「俺たちがこうやって来るのわかってて一歩も動かなかったくせに」
ル「母ちゃんは戦わなくていいんだ」
『ほんと頼もしくなっちゃって…
私の出番ないじゃない』
エ「そのために強くなったんだ!」
こういう普通の会話をしながらも相手をどんどん倒していく三人。
ルフィが最初に声をかけてきた男を遠くに飛ばしたことで辺りは静かになった。
誰も襲ってこなくなったので再び歩き始める四人。
「ひ、怯むなぁ!
エージェントの椅子がかかってるんだ!」
だが暫くしてまた男たちは追いかけてきた。
エ「しつけぇ奴等だ
おいルフィそこから船は見えるか?」
海の見える場所に来た四人は海を見渡してゴーイングメリー号を探す。
ル「あ!あんなところに!
おーい!」
エ「おい、ルフィ先に…
って聞いちゃいねぇ」
メリー号を見つけたルフィは三人をほったらかして自分の能力で船まで飛んでいってしまった。