第21章 アラバスタ
エ「じゃあ何か?
こいつは仲間とはぐれた挙げ句船を何処に停めたか覚えてないと?」
ルフィの仲間を探すために四人で町中を歩く。
サボが先ほどルフィから聞いたことをエースに伝える。
サボ「ま、そういうことだ
あ、恋歌は覚えてねぇのか?」
『ここが何処だかわかればいいんだけど…』
船を停めた場所は覚えているが現在地がわからないため船の場所もわからない。
サボ「そうだよなぁ…
ま、地道に探すか」
エ「しっかし海賊船の船長が自分の船を停めた場所を覚えてねぇとはな」
ル「にしし!」
エ「笑い事じゃねぇぞ」
サボ「そういえばお前の仲間ってのはどんなやつらなんだ?」
ル「世界一の剣豪を目指してる剣士とめちゃくちゃ料理のうめぇコックに、航海士はミカンとお金が好きだ
あとは嘘つきとトナカイ
それに今は王女とカルガモも仲間だ」
指折り数えて仲間を教えるルフィ。
エ「そりゃまたバラエティー豊かなことで」
ル「あとは音楽家もほしいな」
サボ「しっかし八人の海賊てのはお前らしいな」
「見つけたぞ!火拳のエース!」
四人で歩いていた進行方向の先に大きな男が立ち塞がった。
回りにも何十人もの男たちが隠れている。
男たちの狙いはエースのようだ。
「あ!あそこにいる二人!
"神剣のサボ"と"麦わらのルフィ"だ!」
「ますます俺はついてるな!
お前たち三人の首を差し出せば間違いなく俺は昇格できる!」
エ「とにかく船を探さねぇとな」
サボ「じゃねぇとお前置いていかれるぞ」
ル「そんなことしねぇよ」
男が話しているのも構わずに無視をしながら歩く四人。
だが、それに怒りを覚えた男はルフィに斬りかかってきた。