第21章 アラバスタ
エ「やっぱ初めてってのは怖いもんか?」
エースは恋歌を抱き締めたまま聞いてくる。
『うん…
怖かったし、恥ずかしかった』
エ「恋歌は恥ずかしがりだもんな
じゃあちょっと練習するか」
『練習?』
エースは恋歌を離して肩を押し壁に押し付ける。
エ「限界になったら言えよ」
そう言ったかと思うとエースが首を舐めた。
『ひゃっ…///』
急なことに変な声を出してしまい咄嗟に手で口を押さえる。
エ「声聞かせてくれたらいいのに
ま、それは本番に取っとくよ」
エースは首を何度か舐めたあと、そのまま顔を下に下げる。
恋歌の胸に顔を埋めて見える胸の部分に唇を落としていく。
『んー!?///』
エースは片方の手で恋歌の胸を優しく揉んで、もう片方でまた腰をなぞる。
エ「意外に胸あるな
腰もほっせぇし、ガキの頃はあんま体のことなんか気にしてなかったからな」
恋歌は胸を揉まれた時点で恥ずかしさが頂点に達していたが、変な感覚が出てきたのも確か。
手を口から離してエースを見つめる。
『エース…胸はいや…///』
エ「なんでだよ
柔けぇぞ?」
『ちがっ…そうじゃなくて…///
変な感じがするし…///
もう限界…///』
ガクッと力の抜けた恋歌をエースはしっかりと抱える。
エ「…変な感じねぇ…
そりゃ嬉しいことで…」
『はぁ…はぁ…』
肩で息をしている恋歌を見て少しやり過ぎたかと思ったが今さらなので何も言わないことにした。
隙間から出たエースは恋歌を支えながら空を見上げた。
エ「さて、サボとルフィを探しに行くか」
そして何事もなかったかのように二人を探しに行こうとする。
恋歌を横抱きにして。
『ちょっと///この格好で行くの?///』
エ「だって腰抜けてんだろ?」
『誰のせいよ…』
エ「ま、大人しく掴まってな
案内だけしてくれりゃいいさ」