第21章 アラバスタ
『エース!待って!』
エ「さっきも言ったよな?
待てねぇって
やっと俺の女になったんだ
今まで我慢してた分もらわねぇとな」
そしてエースにまたキスされる恋歌。
『エー…ス///ん、…』
必死にエースのキスに応えようとしてくれる恋歌にエースは腹の中から沸々と何かが沸き上がってくるのを感じた。
エースは腰に回していた腕を動かして恋歌の腰をラインをなぞるように撫でる。
『や…//やだ…///』
直に肌に触れられているので余計に恥ずかしくなってくる。
エースの手がどんどん上に上がってきて、恋歌の胸に手を触れさせようとしたときエースは恋歌の異変に気づいた。
エ「恋歌?」
キスしていたのを離して少し震えている恋歌を見る。
エ「どうした?
やっぱ嫌だったか?」
自分のしたことが嫌だったのかと不安になるエースだが恋歌が首を振って否定する。
『ちがくて…///私…
こういうのしたことなくて…///』
エ「こういうの?」
『その…///誰かに触られたりとか…///』
そういえば好きになったやつはいないと聞いたことがある。
つまり…
エ「恋歌、初めてか?」
『…っ///』
恋歌がさらに顔を赤くさせたことにより確信を持ったエースは嬉しそうに笑う。
エ「そっかそっか
初めてか」
『なんでそんなに嬉しそうなのよ…///』
エ「だって惚れた女の初めてをもらえるんだぜ?
こんなに嬉しいことはねぇよ」
本当に嬉しそうなエースに恋歌はさらに顔を赤くさせてしまった。
『まだあげるとは…///』
エ「いーや、俺がもらう
ていうか他のやつにやるもんか」
そのままぎゅっと抱き締められて恋歌はエースの背中に腕を回して胸に顔を埋めた。