第21章 アラバスタ
Mr.3に正体を知られていないサンジが買い出しを買って出て、チョッパーも出来ることはしたいと言って行くことになった。
恋歌も着いていくと言ったのだが二人で大丈夫だと言われたので待たせてもらうことにした。
ゾ「おい、恋歌
聞きてぇことがある」
『何?』
座って待っているとゾロに話しかけられた。
ゾ「お前の背負ってるその刀使えるのか?
前に引き抜こうとしたら抜けなかった」
『ああ、これ?
私にしか抜けないのよ』
ゾ「恋歌は剣士なのか?」
『いいえ、これを使うことは滅多にないわ
私戦うことはあんまりしないし』
ゾ「つーことは戦おうと思えば戦えるわけだ」
挙げ足を取るようなゾロの言い方に恋歌は肩をすぼませる。
『戦おうと思えばね
あんまり思わないけど』
ゾ「ほぉ?なら俺と戦ってみねぇか?」
ウ「おい!ゾロ何言ってんだよ!?」
ナ「そうよ!恋歌があんた何かに勝てるわけないじゃない!」
ゾロの言葉にウソップとナミが慌てて止めようとする。
ゾ「そりゃやってみねぇとわからねぇ
だがお前…
弱くはねぇだろ?」
『……さぁ?』
ゾロの探るような視線を笑って返す恋歌。
その空気にウソップがガタガタと震えている。
『ま、そのうちね』
恋歌がいつものように笑ってくれたお陰でほっとするウソップ。
そんな雰囲気の所に沢山の荷物を背負ってサンジとチョッパーが帰ってきた。