第5章 フーシャ村へ買い物
5分ほど歩くと村が見えてきた。
『(フーシャ村か…
私、村を出た設定なのに買い物に来ても大丈夫なのかな?)』
色々心配なことがあったが、取り敢えず昨日買おうと思ったものを買い揃えていくことにした。
『まず二人でゆっくりできるソファー買おうね』
そう言えば返ってくる頷き。
近くに家具を売っている店があったのでそこに入ることにした。
中に入ると様々な家具が取り揃えられていた。
『エースはどんなのが欲しい?』
エ「俺はどんなのでも…」
『(うーん…
やっぱり遠慮してるというか心を完全に開かれてないというか…
今朝は笑ってくれたし守ってくれるとも言ってくれたからちょっとは心を開いてくれてるとは思うんだけどなぁ
中々子どもの心は難しいな
よし、こうなったら強引にいくしかないね)
ね、エース今日私と1つ約束してほしいの』
エースと一緒に住むのだから自分よりもエースの喜ぶものを使いたいと思った恋歌は子どもの好奇心を使ってある約束をすることにした。