第20章 ドラム王国
く「ドルトン、この城の武器庫の鍵ってのはどこにあるんだい
知ってるね?」
ド「武器庫?何故貴方がそんなものを…」
く「どうしようとあたしの勝手さね」
ド「あの鍵は昔からワポルが携帯していたのでずっとそうならワポルと一緒に空へ…」
く「何?ほんとかい…
困ったねぇ…」
ナ「何か物騒な話してるわね…」
ビ「そうね
武器庫の鍵なんてなくてよかったわ」
『あるわよ?武器庫の鍵』
恋歌がポケットから出した鍵に部屋にいた全員の視線が集まる。
く「本物かい?それ!
一体どこで…」
『ルフィがワポルと戦ってるときに落ちてきたんです』
恋歌がくれはに渡そうとすると、ナミに横から盗られた。
ナ「ドクトリーヌ、この子とルフィ、サンジくんの治療代はタダにしてくれない?」
ナミは武器庫の鍵をくれはに見せつけて意地の悪い笑顔を浮かべる。
く「このあたしに条件をつきつけるとはいい度胸だ」
『あ、ついでに私を退院させてください』
ビ「でもちゃんと見てもらわないと…」
『大丈夫よ、私丈夫だって言ったでしょ?』
く「呆れた小娘たちだね
いいだろう」
くれははナミから鍵を奪い取って上着を着て扉に向かって歩いていく。
く「治療代はいらないよ
ただしそれだけさ
もう一方の条件は飲めないね
医者として…」
『ドクトリーヌ!』
く「いいかい小娘!
あたしはこれから用事があって部屋空けるよ
奥の部屋にあたしのコートが入った箪笥があるし別に誰を見張りに立ててるわけでもない
それに、背骨の若造の治療はもう終わってんだが、いいね!決して逃げ出すんじゃないよ!」
『ドクトリーヌ…』
く「お前たちちょっと来な!
力仕事だ」
そう言い残してくれはは部屋にいた数人の村人を連れて出ていった。