第20章 ドラム王国
『一緒にいた男の子二人はどこにいますか?』
く「隣の部屋でぐっすり眠ってるよ
全くタフなやつらだよ」
『よかった…無事で』
くれはがベッドに腰かけ、恋歌の服を捲る。
く「あんた何の病にかかってたのか知ってるのかい?」
『ケスチアという虫に刺されたのでしょう?
ちなみに今日は三日目です』
く「なんだ知ってたのかい」
『これは私がある人から自分に移した病気ですから』
く「なんの病気か知ってて移すなんざそんな物好きいるとはね
大体どうやって移したんだい?」
『それは企業秘密です』
く「まぁ興味はないさ
ただそんだけ熱が下がってもあと三日は大人しくしてもらうからね」
『それはわかりません
私大人しくしてるの苦手なんで』
そう笑えばくれははメスを向けてきた。
だがそれを鋼鉄化した右手で弾いて飛ばす。
『確かにいつもより力は使いずらいですけど私は簡単に言うことを聞く女じゃないですよ』
く「あんた…」
チ「だー!!助けてくれー!!」
今は大人しくしておけというくれはの言葉にルフィが起きていないのだからどうしようもないと思い、寝ていたのだがチョッパーの叫び声に起こされた。
見ればチョッパーはルフィとサンジから襲われていた。
『ルフィ、食べちゃだめよ』
恋歌が止めれば今まで騒いでいたのが嘘のようにぴたりと止まるルフィ。
ル「恋歌!!
元気になったのか!?」
サ「恋歌さん!!
待っててくれ、今から旨い鹿料理作るからね」
『いえ、あの子は食べちゃだめ
私を看病してくれた子よ』
ル「ちぇっ、旨そうな肉だったのになぁ」
サ「恋歌さんにそう言われたんじゃ仕方ねぇ…」
そのあとは恋歌が寝ている部屋でくれは、ルフィ、サンジでお茶をしていた。
ルフィはくれはを海賊に誘おうとしたがばあさん呼ばわりしたことでルフィとサンジはくれはに追いかけられて部屋を出ていった。