第20章 ドラム王国
その次の日起きると側にはルフィがいた。
『……………その顔どうしたの?』
ル「笑ったら治るんじゃねぇかと思って!」
ルフィの顔には落書きがしてあり、そのゴムの体の頬を引っ張って伸ばしていた。
ゾ「どうした、ルフィ」
ルフィの顔に苦笑いをしているとゾロが難しい声を出しているルフィに話しかけた。
しかし、ルフィの落書きされた顔を見ると驚いて腰を抜かしてしまった。
ゾ「やめろ!気味悪ぃ!
ったく…
そういやウソップの話聞いたか?」
ル「ウソップの話?なんだそれ?」
ゾ「いや、今日の早朝に船を直す予定だったろ?
それが朝起きたら綺麗に昨日壊されたとこが直ってたんだと」
ル「何ー!?そりゃすげぇな!」
ゾ「見張りしてたあのクソコックにも聞いてみたんだが知らねぇの一点張り
何がどうなってるんだよ…」
サンジが言わないでくれたことに恋歌はほっと胸を撫で下ろす。
ゾロとルフィは不思議な現象について頭を悩ませている。
『終わったことは気にしないでいいんじゃない?
勝手に船が直ってたんならラッキーってことで』
ゾ「そんな簡単に終わらせていいもんかね…」
ル「ま、ラッキーだラッキー
にしし!」
ゾ「お前ら…」
ゾロはまだ何か言いたそうだったが、恋歌とルフィがラッキーで片付けたのでゾロもそれ以上は何も言わなかった。