第19章 麦わら海賊団へ
ル「そういや何で俺を呼んだんだ?」
ルフィが呼ばれた理由を恋歌に聞く。
『ルフィに一応言っておこうと思ってね
私が体の中で病原菌を抑えつけられるのは一日一時間程度が限界
抑えつけている間は別の力は使えないわ
それをわかっておいてほしいの』
ル「わかった」
『それからこの病気は人から人に移るものではないの
だからこの船の人は病気が移ることはないわ
でも今回私は抑えつけるだけで精一杯
だから足手まといにしかならないけど…』
恋歌が申し訳なさそうに言うとルフィに頭を小突かれた。
ル「俺の我が儘で苦しい思いさせてんだ
俺の仲間も必死で恋歌を助けようとしてくれてる
だから足手まといなんて言うな」
『ごめんね』
ル「わかればいいんだ」
上から目線になったルフィに笑いつつもうひとつ言いたかったことを言う。
『さっきも…ごめんね?』
ル「さっき?」
恋歌は先ほどと同じようにルフィの頬に手を添える。
『泣かせるつもりはなかったの
ルフィにとっては辛い選択だっていうのもわかってた
でも頼ってくれて嬉しかった
何かルフィのためにしたかったの』
ル「恋歌…」