第5章 フーシャ村へ買い物
"今お前は18でそのまま暫く肉体の時間は止まる
再びお前の肉体の時間が進むのは三人兄弟がお前の今の年齢を越えたとき
つまり末っ子であるルフィが18になったときにお前の時間は進み始めるということだ
まぁ周りには変に思われるだろうがお前なら大丈夫だろ、はっはっはっ"
『(何がはっはっはっ、よ!)』
恋歌は紙を少し力を入れてぐしゃっと潰しかけた。
だがまだ続きがあったので思いとどまる。
"いつかお前は自分のことを子供たちに言う日がくるかもしれない
自分のことを打ち明けるかどうかはお前の自由だ
だがガープやフーシャ村の人間たちには少しだけ偽りの記憶を入れておいた
お前は元フーシャ村の娘で色々事情があって山に一人で住むようになった
その手続きなどをしてくれたのがガープでそれからガープはお前のことを気にかけてくれている
この家もガープが手配してくれたもの
因みにお前が強いということは今のところこの世界の人間は誰も知らない
隠すも曝すもお前の自由だ
しかし余り力を出しすぎると海軍にも海賊にもいい意味でも悪い意味でも目をつけられることになる
そこは気を付けろ
今回伝えることはこれだけだ
また何かあれば伝える"
手紙はここで終わっていた。
恋歌は少しぐしゃぐしゃにしてしまった手紙を綺麗に折り畳んでもう一度机の上に置く。
エースを見ると数枚の服と何故か筋トレ用のダンベルなどが並んでいた。
恋歌はダンベルを手に取り不思議そうに首を傾げる。
ダンベルを見ているとエースに腕をつつかれた。
エ「これも入ってた」
渡されたのは一枚の手紙。
また手紙か、と思いつつも見てみるとそれを書いたのはガープだった。
エ「何て書いてあんの?」
どうやらエースはまだ字は読めないようだ。
『(当たり前か…
まだエース二歳だもんね)
どれどれ…』