第18章 挨拶
あれからまた月日が経ち、エースが白ひげの二番隊隊長になったと聞いた。
そしてサッチに渡したペンダントが壊れ、発動したのを感じ取った恋歌はすぐさま白ひげ海賊団の船まで飛んでいった。
着けば壊された見知らぬ海賊旗を掲げた船と、モビーディック号から煙が上がっていていつもより騒がしかった。
降りて近くにいたクルーにサッチの居場所を聞く。
ペンダントが壊れた以上気配ではサッチのところに行くことができないのだ。
「大変なんだ!!
いきなりティーチの奴がサッチ隊長に攻撃したかと思ったらサッチ隊長が変な丸いのに入っちまって何しても壊れねぇ!」
『大丈夫です
わかってますから』
慌てながらサッチの心配をするクルーを宥めてなんとか案内してもらう。
「あそこに!」
案内された先には球体の中から攻撃をして出ようとしているサッチがいた。
回りには隊長たちも何人かいてそれぞれ武器を構えているところを見ると全員なにかしら攻撃をしているみたいだ。
『エース、サボ』
もちろん騒ぎの中にいた二人の名を呼んで振り返させる。
エ「桜姫!」
サボ「これどういうことだ?
前に言ってたやつなのか?」
『うん、これは私しか壊せないから何回攻撃しても壊れない
そういう風に作ったから』
恋歌が球体に近づいて行くと隊長たちが道を開けていく。