第18章 挨拶
エ「もう帰るのか?」
『今日は二人に呼ばれて挨拶に来ただけだし、ルフィも待ってるしね』
サボ「そっか…
久しぶりに会えてよかったよ」
『私もよ
あ、そうだサッチさん』
泣き止んだ恋歌が帰るということで船長室にいた全員とクルーたちのほとんどが見送りに来ていた。
そのなかで恋歌はエースとサボの後ろにいたサッチを呼ぶ。
サッチ「俺?」
『これ首から下げておいてください』
サッチに渡したのは兄弟たちとはデザインの違うペンダント。
サッチ「何これ?もらっていいの?」
『サッチさんに作ったものですから』
サッチはペンダントを嬉しそうに首につけた。
サッチ「ありがとう
でも何で俺に?もしかして俺に惚れ…「「それはない!!」」」
サッチが全てを言い終わる前にエースとサボがその言葉を遮った。
『エース、サボ耳かして』
恋歌はエースとサボを少し屈ませて二人にしか聞こえない声量で伝える。
『私が未来を少しだけ知っていると言ったことがあるのは覚えてると思うけどあのペンダントは未来を変えるために必要なものなの
私が変えたいって思った未来なんだけどね
ヒントは新しい悪魔の実
多分その内わかるときが来る
それまであのペンダントはサッチさんから外させないでね』
エースとサボが頷いたのを確認すると顔を上げていいと言った。
『じゃあそろそろ行くね』
エ「わかった
でもやっぱ最後は…」
腕をエースにまた引っ張られて今回は頬に暖かい感触がした。
サボ「なら俺も」
側にいたサボにも反対側の頬にキスされた。
『じゃ、じゃあねっ!!////』
恋歌は皆に見られた恥ずかしさで一瞬でその場から消えた。