第17章 帰還
『エース!!サボ!!会いたかった!』
片腕づつ首に回された腕に力を込められて恋歌に抱き締められる。
サ「ははっ!変わってないなー
何も無しに飛び降りるなんて危ないだろ」
エ「俺らが受け止めなかったらどうするつもりだったんだよ」
『受け止めてくれるって信じてたもの
それとも二人は私が落ちてきたら受け止めてくれないの?』
「「いや、それはないな
何がなんでも受け止める」」
声を揃えて即答してくれた二人をぎゅっと更に力を込めて抱きしめる。
『会いたかった…本当に…』
声が震えてきて恋歌の顔が押し当てられている二人の肩が濡れてきたのを感じてエースとサボはまた慌てた。
エ「どうする!?
母ちゃん泣いてんぞ!
サボ!!何とかしろ!」
サ「無理だよ!
お前がやれよ!!」
ル「おーい!エース、サボ!!
お前ら何してんだ?」
遅い二人を心配したのかルフィも森に入ってきた。
ルフィの声と姿を確認した恋歌はエースとサボから離れてルフィに飛び付いた。
ル「わっ、と
母ちゃんか?」
『ルフィ!会いたかった!』
ル「にしし!!俺もだ!」
ルフィは恋歌の胸ぐらいまでの高さしか身長がないためルフィの顔が恋歌の胸に押し当てられている状況になっている。
サ「なぁ、ルフィのあれちょっと羨ましいと思うの俺だけか?」
エ「いや、俺もそう思うから気のせいじゃないと思う」
末っ子の身長に嫉妬する兄二人がいたとか。