第16章 白ひげ海賊団での暮らし
着いた先はマルコの自室。
ベッドの上に座らされちょっと待ってろと言われた恋歌は大人しく何かを探しているマルコを待っている。
もちろん着いてきたサッチもマルコの部屋にいる。
サ「何探してんだ?」
マ「あったよい」
マルコが見つけたものは
サ「救急箱?」
木の箱に赤い十字架の書かれている一般的な救急箱だ。
サ「そんなものどうすんだ?」
マ「恋歌そのマント取れ」
『え?』
マ「いいから」
『はい』
マルコに言われて発動をクラウンクラウンだけ解いた。
マ「右腕出しな」
救急箱を開きながら恋歌の前に膝まづいて指示を出す。
素直に指示に従って大人しく右腕をマルコに出す。
マルコは恋歌の腕をそっと取り、服を捲った。
サ「…!!」
マ「一発、しかも威力抑えてこれか…」
『何でわかったんですか?』
恋歌の腕は裂傷が多く、血はそんなに出ていないが数が半端ない。
一部が青くなっているが折れてはいなさそうだ。
だが、肌の白い恋歌の腕は痛々しいほどに目立っていた。